指値注文、成行注文も、初めての人は聞いたことが無いかもしれません。
その他、日本株では、逆指値や、逆指値付き通常注文など、ややこしいやり方がいっぱいあります。
安心してください。
ほとんどの証券口座では、米国株式は複雑な取引は使えません。
使えないから最初は覚えなくてOK。
基本的な、指値注文と成行き注文だけ覚えましょう。
指値(さしね)注文とは
まず、【株は安く買って高く売りたい】が原則です。当たり前ですね。
なので、指値注文は値段を指定して注文する注文方法ですが、指定した値段よりも株価が安ければそこで買えます。
例えば、
1000円で指値注文(買い)なら、1000円以下でなるべく安く購入するという意味です。
1000円で指値注文(売り)なら、1000円以上でなるべく高く売却するという意味です。
1000円で指値注文した
999円では買えず、1000円にあがってきたら買えると誤解してしまう
その結果、指値金額に悩みまくる。これ意外と初心者によくあります。
- いくら以下なら買いたいっっ!
- いくら以上なら売ってやるよ!
そんな感じで指値注文を出しましょう。
指値注文の使い方
指値注文は、上昇トレンドの押し目買い(鉄板)で使います。
上昇トレンドの中でも、うねうねと波打って上昇していくのが株価です。
波打っている中で、下がってきたところ(押し目という)で買うと、利益が出やすいので、そのポイント(押し目)に指値注文をいれておくときに使います。
VTIでは、紫(25日線)やピンク(50日線)の移動平均線で押し目を付けている様子が分かります。
それを手がかりに、指値を決めて注文することが損失回避につながります。
この辺は、とにかく慣れです。
リスクの少ないVTIで練習しましょう!
成行(なりゆき)注文
指値では、【株は安く買って高く売りたい】の原則に基づいていましたが、成行きは、とにかくすぐ買いたい、売りたいときに使います。
ほぼ確実、すみやかに購入できる
思わぬ高値で買ってしまう
思わぬ安値で売れてしまう
- 成行注文は、いいニュースでぐんぐん上がる株をとにかく買いたい
- 不祥事で暴落している株をとにかくすぐ手放したい
などで使用するので、使う場面は少ないですが、いざというときのために覚えておきましょう。
VTIでは、使用する場面はほぼ無いと思います。
「面倒だから成行注文」では、練習になりません
そもそも、VTIは長期分散投資に使うものなので、とにかく早く買って長期で持つことが最も合理的とされています。
でも、その言葉をその通り実行してすぐ成行き注文をすれば、翌日含み損となる率は高いです。
チャートはうねうねしながら上昇していますから。
VTIで購入のタイミングをつかめるようになれば、今後米国個別株に挑戦していくこともできます。
長期分散投資だけでなく、個別株に挑戦して爆益をめざすなら、まずはVTIで練習してみましょう。