メモ

2023年3月FOMC 0.25%利上げで無風通過が最高のシナリオ

 

3月の初めは、利上げの効果でインフレは落ち着きつつあったが、まだ雇用や消費が強く、0.25%どころか0.5%利上げを匂わせる状態でした。

ところが、その後

シルバーゲート

シリコンバレーバンク(SVB)

ファーストリパブリック

クレディスイス

などなど、局地的に金融ショックが訪れマーケットは大荒れになりました。

こんな状況なんだから、FRBも利上げ停止で緩和に転じるのかな?

そう思っていたし、市場も、利上げ停止や利下げを織り込み始め少し戻したりしていました。(3月13日の週)

でも、肝心のパウエルさんからは何の発言もない・・・

ウォールストリートジャーナルのニックからも何のリークもない・・・

大丈夫か?と心配になっていましたが、パウエルが何も言わない間にSVBやファーストリパブリック、クレディスイスの問題はJPモルガンやらUBSなどが間に入って自然に片付いてしまいました。

おもえば、パウエルが、緩和だと言えば「え?大丈夫?そんなに市場は悪いの?」と慌てふためいて株価が混乱する可能性があった。

一方、銀行つぶれまくってるけど予定通り0.25%利上げだよとなれば、「やめてくれー」と市場が混乱する可能性もあった。

でも、金融危機になるかもしれない銀行問題が、パウエルが黙っている間にかってに解決?(多分裏ではいろいろやってるんだろうけど)したので、しれっと「前々から決まってたように0.25%利上げするよ」と平静を保てる状態になりました。

FRBがドタバタしていれば、市場は不安になるわけだから、「みんな安心して!深刻な危機は起きてないからふつうに0.25%行くよ」というメッセージが出ればオッケーですね。

くわえて、「これで一旦利上げは打ち止めにして様子を見ましょう」となれば、市場は一気に上昇するのではないかと思います。

そんな状態で含み損に耐えています。

2023.3.31