長きにわたって、キレイな上昇トレンドのチャートを見せるVTI
- 相場の先行きが怪しい
- 個別株でヤラレた
- インデックスよりも、パフォーマンスの悪いポートフォリオ
そんな時にVTIにしておけばいいのだろうか?
VTIとは
- VTIは、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%を対象にした指数に連動
- IT20%と、消費財23%が主軸
- 資本財・金融・ヘルスケアも多い
- あらゆる時価総額規模の米国株式を保有
- 3500以上の銘柄を保有し、時価総額ベースでウエートを算定
ここで重要なのは、組み入れが時価総額ベースということ。
2021年7月現在の構成銘柄を見てみましょう。
名称 | 数量 | 値 | ファンドの割合 |
---|---|---|---|
AAPL:US アップル | 89.93 百万 | 12.32 十億 | 4.84 |
MSFT:US マイクロソフト | 42.73 百万 | 11.57 十億 | 4.55 |
AMZN:US アマゾン・ドット・コム | 2.43 百万 | 8.37 十億 | 3.29 |
FB:US フェイスブック | 13.59 百万 | 4.73 十億 | 1.86 |
GOOGL:US アルファベット | 1.70 百万 | 4.16 十億 | 1.63 |
GOOG:US アルファベット | 1.56 百万 | 3.92 十億 | 1.54 |
TSLA:US テスラ | 4.37 百万 | 2.97 十億 | 1.17 |
BRK/B:US バークシャー・ハサウェイ | 9.82 百万 | 2.73 十億 | 1.07 |
NVDA:US エヌビディア | 13.43 百万 | 2.69 十億 | 1.05 |
JPM:US JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 17.17 百万 | 2.67 十億 | 1.05 |
(https://www.bloomberg.co.jp/quote/VTI:US より)
このように、上位には18%弱でGAFAMが入っています。(グーグル・アップル・フェイスブック・Amazon・マイクロソフト)
時価総額といってもピンと来ない場合は、ざっくり会社の大きさと考えましょう。
そして、その目安としては、ヒートマップが視覚的にとらえるのに有効。
これは、SP500と言われる、アメリカの上位500社の大きさを表したヒートマップ。
四角が大きいほど、大きい会社
500社で見ても、アップルやAmazonの大きさは際立っています。
これが、VTIでは3500社以上に分散されます。
確かに、値動きの悪い銘柄も含まれますが、クソ銘柄が1社くらいつぶれても大したことありません。3500もあるんだから。
それら3500の銘柄が、GAFAMがちょっと不調になった場合の衝撃を和らげてくれます。
もし成長だけに賭けたいなら、GAFAMの5銘柄だけに分散してもいいような気もしますが・・・
Amazonであっても、このチャートのように一気に下げることがあります。
2021年7月末に、決算ずっこけて7%近く下がってしまいました。
そんな時にも、VTIはしっかりでした・・・。
長い目で見れば回復するのかもしれませんが、やっぱり怖いですね 個別株。
そんなわけで、
幅広い分散による安定と、米国を代表する銘柄の成長を享受できるVTIの良さが身にしみました。