超基本

【全世界株】VTとDC外国株式インデックス(MSCIコクサイ)との違いは?

 

2020年から2021年は、米国株一強時代。

だれでも米国株で勝てました。

ここみたいにちゃらちゃらとブログを始めるやつも出始めました。

でも最近は、その米国株も失速し、新たな投資先を皆が模索しています。

新たな投資先がはっきりするまでは全世界型のETF【VT】に投資するのもよいかもしれませんが、全世界は残念ながら低成長の日本も含まれています。

日本人としては非常に残念なのですが、今の日経平均の長期上昇はまずないと思います。

全世界9000社に分散したVTよりも、日本を除いた厳選1300社に分散した投資信託が、確定拠出年金に用意されています。

厳選1300社に分散投資した投資信託と同じ動きをするETF 【TOK】についてしらべてみました。

VT VTI TOKについて、自分の勉強と投資先検討の過程をまとめました。

VT トータルワールドストック(全世界)

VT バンガードHP

FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスと同等の投資成果を目指す。

先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約9500銘柄で構成。

FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスとは

FTSEというイギリスの会社が、先進国から新興国まで全世界の株式市場の動きを表している株価指数を作り、【FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス】という名称で出しています。

世界全体の成長に投資する指数です。

米国株しか勝たん!という時代はVTIがベストな選択でしたが、コロナ禍からの急回復をした2020年~2021年は、VTIは若干スピード違反が否めない状況になっていました。

GAFAMしか勝たん!

とか、テスラやNVIDIAをガチホしてれば上がる!

という時代が終わり、新たなブームの行き先はどこ?

と考えているなら、VTI(米国の3000社)より広い、世界中の9500社に分散して様子見という選択もいいかもしれません。

上のチャートからも、VTは、VTIほど過熱感もなく推移している感じが見て取れます。

 

でも、VTとVTIは動きほとんど似てるよね~

 

ゆう
ゆう
それは、VTの中身の60%以上はアメリカ株だからです

 

ゆう
ゆう
VTIをホールドしつつ、個別株に手を出してヤラレるひとは、VTを追加していってもいいかもしれません。

 

お前だな
ゆう
ゆう
フロンティアマーケット(FM)をちょっとVTIに追加するよりも、リスク分散がされるのでいいかもしれません

2,022年から2023年の投資戦略 VTIとプラスα

 

DC外国株式インデックス

外国株に広く運用するインデックスと聞いて、確定拠出年金で使われるインデックスが思い浮かびました。

確定拠出年金や iDeCoは、堅実な運用が求められることから運用できる商品が厳選されています。

リスクの高いレバナスなどは論外で、組み入れることはできません。

そんな確定拠出年金に採用されている外国株式インデックスとVTはどう違うのでしょうか?

 

コチラは日本を除く主要国の株式に分散とあります。

VT全世界株式が【FTSE グローバル・オールキャップ・インデックス】という指数に連動することに対して、DC外国株式は、【MSCI コクサイ・インデックス】というモノに連動します。

MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社)が、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株のうち、約1,300銘柄に分散投資する指数が、MSCIコクサイです。

ゆう
ゆう
コクサイとかいっても、国債とは全く関係ない・・・ややこしい

そこで、VTとMSCI コクサイ・インデックス(TOK)の値動きを比較してみましょう。

コロナショック前の2019年から、2022年末まで見てみます。

全世界のVTよりも、日本除く全世界のMSCIコクサイ(TOK)のほうが、しっかり回復しています。

出来高は少ないですが、ETFのTOKの購入という手もあるかもしれません。(VTほど有名なETFではないので、マネックス証券で購入できるようですが、楽天証券は購入出来ないなど、証券会社によって取り扱いが無かったりします)

 

リーマンショックからのVTI(全米)・VT(全世界)・TOK(日本除く世界株) 比較

最後に、リーマンショックから2022年までの、VTI・VT・TOKの値動きを見ていて気付きました。

リーマンショックからの復活は、アメリカだけでなく中国などの力も強かったイメージでしたが・・・

アメリカ強い!!!

これを、回復力が強いと見るか、スピード違反をみるかで意見が分かれそうです。

VT VTI TOK 2009~2022

 

コロナショックからの回復を見ると、確かに全米VTIは強いですが、リーマン以降の他を圧倒する回復力までは無い感じです。

VT TOK VTI 2019~2022

 

リーマンショック以降のアメリカ株の強さはスピード違反と思えるのは、先ほどのVT(全世界株式インデックス)の構成地域から感じ取れます。

アメリカが、世界の中で64.9&を占めています。

いくら米国が強いとはいえ、今までが強すぎだったかもしれません。

米国に集中した64.9%のカネが、強い米国株の象徴GAFAMのスローダウンにより世界に散らばる可能性もあります。

また、FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスは9000銘柄以上

MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社)は、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株のうち、約1,300銘柄

MSCIの銘柄入れ替えはたびたび話題になることや、長期低迷の日本株が入っていないことを考えると、FTSEのVTより、MSCIのTOKの方がパフォーマンスが良いかもしれません。

 

今回MSCIコクサイに着目したのは、確定拠出年金のここ1年の運用利回りが割とよかったことがあります。

明かな下げ相場の時は、元本保証型へ逃がし、上昇が始まるとともにDC外国株式へ移すといったことしかやっていないのに、個別株をガチャガチャいじってた証券口座よりパフォーマンスが良いかもしれません(笑)

 

○○しか勝たん!!という相場が始まるまでは、インデックスのトレードだけでいいかもしれないと思ったので、今回まとめてみました。