メモ

2025/1/5 bloombergの記事から

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インフレ退治はまだ終わっていない

FRBの利上げにより、いったんは収束傾向になったインフレ

FRBの仕事は終わったように見えたが、まだまだ厳しいかじ取りは続くことが示唆されれば、マーケットにとってはマイナス要因です。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-05/SPLAIEDWLU6800

 

  • インフレ率は「目標を不快なほど大きく上回っている」-デーリー氏
  • 明らかにわれわれの仕事は終わっていない-クーグラー氏

デーリー氏は、連邦準備制度が間もなく物価安定と完全雇用という2つの使命の二律背反に直面する可能性があると示唆した。

 

インフレ退治と雇用の確保は今後さらに難しくなる

一旦は終わったように見えたFRBの仕事も、最後の一押しのインフレが下がらないためまだまだ難しいかじ取りが続きます。

FRBが引き締めの手を安易に緩められないことは、今後引き締めに労働市場が耐えられるかどうか難しい状況に差し掛かっています。

 

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-05/SPL6KJDWX2PS00?srnd=cojp-v2

12月雇用統計の内容が、堅調な経済と緩やかなインフレ鈍化を背景に利下げペースを減速できるとの連邦準備制度当局者の見方を変える可能性は低い。

8日には12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事要旨が公表され、0.25ポイント利下げ決定について当局者にどの程度のためらいがあったかをうかがい知ることができる。

 

ソフトランディンクの前提 AI投資はまだ終わってはいない

AI投資によるものや、AIによる労働性向上があってのソフトランディングシナリオです。

AI投資が崩れてしまえば、ソフトランディングは一層厳しくなります。

今回はAI投資における良いニュースですが、逆にAI設備投資縮小のニュースはマーケットに大きな打撃を与えると思われるため、注意したいと思います。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-01-03/SPJ290T0G1KW00

米マイクロソフトは今年度(2025年6月終了)、データセンターの建設に800億ドル(約12兆6000億円)を投じる計画だ。人工知能(AI)に対する巨額投資の必要性を浮き彫りにしている。

 

2025/1/5の感想

インフレ退治がここにきてなかなか進まず、今後の引き締めも必要だが、労働市場にどれだけの悪影響があるか判断が難しい状況です。

 

1/8のFOMC議事要旨においても、その難しさが議論されていると思われます。

現状は、景気も殺さず労働市場も壊さないソフトランディングを見込んでマーケットは買われています。

もし、ソフトランディングに黄色信号が感じられる状況になる議事要旨であれば、マーケットは崩れ始める可能性があります。

 

一方、マイクロソフトのニュースにあるように、AIの設備投資はまだ続いており、ソフトランディングのシナリオが消えているわけではないと思われます。