個別銘柄

2,022年から2023年の投資戦略 VTIとプラスα

 

2022年中はブログもほとんど更新できない状態でした。

そもそも、ブログを始めた2020年は、コロナショック以降米国株が一本調子に上昇する楽ちんな相場でした。

 

2021年も、個別株のトレードをドタバタやりましたが、結果的に米国株全体(VTI)をガチホしていれば勝てた年でした。

2020年~2021年のチャートはこんな感じでした。

 

そりゃー、ガチホで勝てたよね~!

(欲を出して個別株ドタバタトレードして、あんまり儲かりませんでしたが)

 

しかし、2022年が始まると、好調だった米国株も下落の一途・・・。

 

「きっと退場したんじゃないの?コーヒー噴きながら www」

なんて思ったかもしれませんが、実際は2022年もドタバタやって、なんとか少しですがプラスで終えることができそうです。

 

相場上手い人は、2022年の状況でも、好調だった

  • エネルギーセクター(XOM CVXなど)
  • ウクライナ戦争(QQQ VTI レバナスなど)
  • 2022年7月半ばから8月半ばのブルトラップ(QQQ VTI レバナスなど)
  • 2022年8月半ば以降ブルトラップからの下落(SPXSなど、インバース系)

を組み合わせて利益を上げていたのかもしれません。

 

ボクがとれたのは、エネルギー少々と、ウクライナ戦争くらいでした。

7~8月のブルトラップでは、みごとにSPXS(空売りETF)でやられてしまいました。

(毎月の手取りの半分くらいやられました。)

レバレッジETFは、ダメだと思ったらすぐに損切!の大切さを学びました。

 

せめてもの救いは、2022年1月の時点でVTI含め一旦すべて撤退したことです。(実はこれが資産を守るうえで一番大事だったかもしれません)

 

2022年はインフレが荒れ狂い、FRBがインフレ退治のために利上げを次々に行い、金利上昇に弱いハイテクなど高PER銘柄がやられました。

いままで強かったGAFAMなどが、悲惨な状態になってしまいました。

利上げだけが原因ではないにしても、特にひどかった、META(Facebook)で、株価は3分の1に!!

 

 

ウクライナ戦争や、インフレでモノの値段が上がり、石油などのエネルギーセクターが高騰しました。

 

こんなとっ散らかった状態で、ようやくインフレのピークアウトが見えてきた2022年11月

FRBの連続高速利上げにも減速が見え始めてきました。

株式は、これから起こることを先へ先へと織り込む性質があります。

利上げの減速ペースが見えない中で株が散々売り込まれてしまっていたので、利上げのスピードが緩みそうということで、VTI含め米国株全体がふっと上昇をはじめました。

でも、その上昇の中身を見ると、かつてのけん引役だったGAFAMの弱さが目立ちます。

 

GAFAM全然回復してないじゃん!

 

全体としては回復基調にある全米株式も、その上昇の中身は2020年~2021年とは様変わりしています。

中小型株が全体を底上げする形であがっていて、かつての米国株の象徴GAFAMのような「これっ!」というものがありません。

そういうわけで、2023年は回復する米国株全体(VTI)をホールドしつつ、かつてのGAFAMのような成長をする銘柄を探しポートフォリオに組み入れたほうが【おもしろい】かもしれません。

【おもしろい】というのは、VTI以外のもの買ってもうかるかどうか分からないからです。

VTIガチホで、あとは放置というのが手堅いのかもしれません。

 

実際、2021年の相場は、VTIガチホが正解でした。(トレードが上手い人は除く ですが・・・)

 

でもそれでは、勉強をやめてしまうことになってしまうかもしれません。

儲かるかもしれない、でも、注意しないとヤラれるかもしれない・・・。

そんな感情が勉強の原動力になることは間違いないので、あえて全米株式(VTI)以外のものを組み入れようと考えました。

 

そんな中で、いままで顧みられなくなったセクターである【新興国 除く中国】に注目したいと思いました。

 

中国を除く理由は、もう中国は投資対象として魅力が無いからです。

 

いままで世界の工場として発展してきた中国は、新型コロナ時のサプライチェーンの乱れや、ゼロコロナ対策による工場稼働率の低下などで、中国依存のリスクが顕在化されてきています。

おまけに、習近平が、業績ブリブリのアリババなどをいじめて株価が下落するなど、もはや投資することがイミフな状態です。

理由はそれだけではありませんが、とにかく中国は投資対象として外したい・・・。

 

しかし、新興国に投資するETFは、どれも中国の割合が高いです。

まだまだ中国の株式の時価総額は大きいですから・・・。

 

iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF 東証1658

 

これは、東証に上場する1658 iシェアーズ・コア MSCI 新興国株 ETF です。

中国が25%も入っています。

(そのほか、台湾、韓国なども入っていますが、これは半導体(TSMCやサムスン)が中心なので、すでにひと相場終わっていて投資の魅力は薄いと思います。

ちなみに、確定拠出型年金などに用意されている【新興国株式】も、中国比率が高い銘柄であることがほとんどです。

これからは新興国だ!という風な軽いノリで選ばないよう検討しましょう。

 

なんとか中国を除いたものが無いか・・・

そんなときに、

iシェアーズ MSCI フロンティア & セレクトEM ETF 【FM】

 

これはアメリカに上場しています。

うん。なんだかよくわからないが、いままでだれも顧みなかったマーケットの盛り合わせであることは確かです。

 

いままでの売れ残りの詰め合わせだから、格安で売り飛ばされていて、すくなくとも割高で買ってしまうリスクは少なそうです。

スーパーの見切り品が、それ以上値下がりしないようなものです。

 

でも、いつまでも安いまま上がらないリスクもありますが・・・。

2013年から2022年までの月足チャートがこちら。

今買って、放置していてもそのうち何とかなりそうなチャートです。

取りあえずこれをポートフォリオに10%ほど加えつつ、

  • ベトナム
  • ルーマニア
  • ナイジェリア
  • バングラデシュ

などなどについて情報を収集していくのも良いかと思います。

ということで、2022年11月から2023年にかけては、

全米株式【VTI】をメインに、MSCI フロンティア & セレクトEM 【FM】をくわえてみようかともいます。